葬儀の常識！前田の日常

終活といえば定年を迎えた高齢の人が始めるものというイメージがありますが、近年は50代など若い世代の人も始めていると言われています。終活を始めると聞くと、葬儀やお墓の準備を思い浮かべる人が少なくありませんが、実はそれだけでは十分ではありません。

自分にもしものことがあったとき、残された家族が困ったり、トラブルに巻き込まれることがないように、細かなことまで書き記しておくことが大切です。たとえば、家族が遺産相続のトラブルに巻き込まれないために、元気なうちに遺言書を書いて、誰がどれだけのものを受け取れるのかを明確にしておくことも大切なポイントです。

また、生命保険に加入している場合はもしものときの連絡先や、銀行口座の通帳と印鑑の保管場所、デジタルコンテンツのIDとパスワードなどを書き記しておくことも大切です。もちろん、身の回りの整理をしておくことも終活の一つです。

身の回りにある使わないものを処分しておくだけでも、残された家族の負担を大きく減らすことが可能です。足腰がスムーズに動く元気なうちから、空き時間を利用しながら身の回りの整理を始めてみましょう。ちなみに、最近は書店に行くとエンディングノートが販売されています。様々なタイプのエンディングノートがありますので、自分にとって書きやすいものを選んで購入してみるのもよい方法です。