葬儀の常識！前田の日常

葬式には様々なタイプがあり特徴なども大きく異なりますが、その中の1つに直葬があります。本来であれば通夜や告別式を行い、遺族だけでなく多くの参列者が故人との最後のお別れをします。直葬の場合は通夜や告別式を行わないのが特徴であり、火葬場で直接火葬してしまう式になります。

そのため直葬という呼ばれ方だけでなく、火葬式や荼毘といった名前で呼ばれる事もある式タイプとなります。葬儀自体を行われない事から遺族側にとって体力面でも費用面でも負担を抑える事が出来ますが、直葬だからこその理解しておくべき注意点もあります。

まず通夜や告別式を行わないという点で、菩提寺がある場合は許可を得る必要があります。仏式であれば葬式は供養の意味もあるので、それを行わない直葬を選ぶためには理解を得る事が大切です。また直葬は火葬場で火葬してしまい、お別れ自体は10程度と短いものになります。

そのため立ち会う遺族にとってもお別れがあまりに短く、亡くなった事を実感が得られないという状態になる事も多いです。また葬式を行わない事自体に批判が出る事もあり、参列できなかった人達から責められるという可能性もあります。直葬を選ぶ上で様々な理由や事情がありますが、これらの注意点も理解して選ぶという事もポイントといえます。