お通夜で葬儀に参列してくれた人に対して配る香典返しがあります。それは、簡素なものでも十分ですが、時代の変化に伴って内容が少しずつ変わってきていることがわかります。ほんの20年ほど前までは、お砂糖や調味料といったものが一般的でした。
お砂糖や調味料であれば、消費して最終的には消えて無くなってしまうので、香典返しには最適です。しかし、こうした消え物にも選択肢が増えてきており、喪主の趣向によって内容が様変わりしています。たとえば、ちょっと良いお茶のティーバッグを香典返しにするところも増えています。
また焼き菓子なども香典返しに用いられることが増えていて、すぐにお茶請けとして消費できるので好評です。タオルなども1000円程度でちょっとおしゃれなものを用意できるようになり、時代の変化が感じられます。どの香典返しも喪主やその家族のこだわりを感じられるものが増えています。
お通夜の参列者に対する香典返しは、相場は1000円から高くても3000円程度となっています。この金額の範囲内で香典返しを用意すれば良いので、それほど選択には困りません。ただ、最近では家族葬が増えていて、香典返しを省略する家庭も増えているようです。