葬儀の常識!前田の日常

これをできるだけ地元でやる理由は

2020年06月24日
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日本だと多くの人はできるだけ故人が住民票がある地元で葬儀をする場合が多くなっています。地元でやる理由の1つは地元でない地域よりも複数のメリットが存在するからです。まず第一に火葬場の利用料金が割安に利用できるからです。

火葬場利用料金は各市町村によって大幅に異なるので一概には言えませんが、安い地域だと無料あるいは1万円以内で利用できます。それに対して住民票がない外部地域の人に対しては割高料金が適用されます。地元住民と地域外住民との格差が極端に大きい地域だと例えば茅ケ崎や青梅や立川などは地元民は無料に対して地域外の人は8万円、富田林などは地元1万円に対して地域外の人は10万円などとなっていたりします。

なお格差が小さい大半の地域でも3万円程度の差が当たり前の状態となっています。ちなみに東京ではほかの地域ではほとんど見かけない民営の火葬場があり、こちらは住民票に関係なく格差はありません。地元でやる理由の2つ目は金銭的よりも移動時間の負担軽減が大きくなります。

葬儀では通夜と告別式を行う場合が一般的で自宅から葬式をやる会場まで移動しなければなりません。この移動時間が大きくなるほど心身の疲れは想定以上に負担がかかりやすくなるので、それを避けるためにできるだけ地元を利用しようとするからです。

ただ医療体制が脆弱な離島などでは重病治療は本土に頼らざるを得なくなります。そこで死んでしまった場合、その遺体を再度地元へ搬送するには距離があるほど莫大な搬送料金がかかってしまうので、本土でお葬式を済ませるご遺族が増える傾向となります。結果として離島での葬儀や火葬場利用は本土に比べて利用回数や利用率は少なめになってしまいます。

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