葬儀の常識!前田の日常

高齢者の増加する社会で益々混み合う斎場と火葬場

2019年09月15日
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高齢者の増加する社会となり、必然的に亡くなる人の増加が顕著になってきたので、葬儀屋は当然のように24時間、365日対応する体制をとっています。従って、年末に亡くなれば斎場の利用受付をしてもらえます。ところが、通夜と告別式だけ終わらせても火葬場が正月3日間に休業するケースが殆どですから、遺体を火葬することができません。

しかも、正月直後には火葬場が混み合うので空き状況を見ながら順番待ちになってしまいます。このため、年末に亡くなった場合、すぐに通夜と告別式を行うと自宅か葬儀屋の遺体安置室に保管することになり、中途半端な葬儀になってしまうので年末年始には葬儀をしないのが一般的です。

1週間程度であればドライアイスで冷却保存可能ですから費用が嵩むものの、葬儀日程を葬儀屋と調整して行うことが可能です。参列者にとっても年末は何かと用事が多く、正月は家族揃ってお祝いする時期ですから遺族も無理やり年末年始の葬儀を避けるようになっています。

但し、今後一層亡くなる人の増加で年末年始の火葬場が混み合うようになると更に葬儀日程を遅らせることも必要になりそうです。この場合はドライアイス保存だけでは対応しきれず、費用が更にかさみますが遺体のエンバーミング処置が必要になるようです。

斎場の混み合う状況が更にひどくなってきそうなので、火葬場も同様に24時間、365日対応する体制に変わってきそうです。

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