仏教にはいろいろあり、その一つとして臨済宗があります。禅宗の一つで、現在は多くの宗派からなります。葬儀を行うときはそれぞれの宗派の方法に則って行われますが、基本的な部分は共通点も多くなっています。まず僧侶が入場すると剃髪を行います。
さらに懺悔文を行います。僧侶が故人の枕もとで行うもので、参列者はその様子を見ているだけです。懺悔文の後は、三帰戒分になります。仏教の教えに帰依する行為になります。そして三聚浄戒や十重禁戒が行われます。一般的な仏教でいえば読経の部分です。
意味を理解する必要はないでしょう。座って聞いておきます。これらが終わると仏門に正式に入ることとなり、ここで香をたく作業になります。お焼香の儀式は仏教によって異なりますが、臨済宗にも特徴があるので知っておくと良いでしょう。
まず仏前で合掌をして礼拝をします。その後に抹香をつまみ香炉に入れます。この時の注意として、つまみ入れるのは1回のみです。他の仏教では2回や3回、回数が決められていないなどがあります。又抹香をつまむときには額にいただく行為はしません。そのまま香炉に入れます。終われば合掌して礼拝をします。他の仏教の焼香に比べるとシンプルな方法で焼香を行っていきます。