葬儀の常識！前田の日常

身内で不幸が訪れることは、いつどのようなタイミングで起こるかわかりません。ですが、いつかは起こることです。逝去後、時間的な余裕は一日か二日程度で通夜が行われるのが基本のため、葬儀社を選ぶのも時間的にはあまり余裕がありません。この点からも、できるだけ優良な葬儀社を選ぶため事前に地元でリサーチしておくことも大切です。評判を重視してみることやどの程度の価格で行ってくれるのかなどいろいろと比較してみることが重要です。

葬儀社を選ぶ際には、いくつかのポイントを抑えておく必要があります。まず、料金体系が明示されていることが重要なポイントです。基本料金とオプション料金がわかりやすく明示されていて、必要に応じてオプションを付けられるようになっていればなお良いです。もちろん、基本の葬儀サービスで十分であれば、オプションを付ける必要はありません。葬儀を行う利用者が希望に合わせて選べるような料金体系になっているところが良い会社であると言えるでしょう。

現在、様々な葬儀の形があり、故人の遺志やそのときの状況に応じて自由に形式を選べるようになりました。中でも新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、多くの人に注目され始めたのが直葬です。これはお通夜や告別式は行わず火葬場に向かい、故人を見送る葬儀の形です。家族や親しい親族、故人が親しくしていた人のみが参列するのが基本なので、多くの参列者が集まって感染のリスクが高まってしまう心配がありません。ただ、一般的な葬儀の形に比べて、お通夜や告別式を行わないことに納得できないという親族もいらっしゃるかもしれません。

社会人になると、仕事中に連絡が入り、その日は家に戻らずそのまま葬儀に駆けつけなければならないという場合もしばしばあります。そうなると注意しなければならないのは服装です。一般的なスーツであれば、よほど派手な色をしていない限りはそのままで参列することは認められています。もし万が一派手な色のスーツを着用しているときには、ファストファッションブランドなどで地味なスーツを購入し、それを着用して葬式に出る程度の配慮は必要になります。