葬儀の常識！前田の日常

両親が数年前に亡くなったので毎月、祥月命日にお墓参りをしています。だけど、あちこち墓所の空きスペースが目立つようになってきました。それは墓じまいをしている家庭が増えているからです。墓じまいとは墓石を撤去、墓所を更地にして使用権を返還します。お墓の土地も借りているということです。墓じまいをするのは墓所が遠方にあったり将来、墓を守ってくれる人がいなくなったりと様々な理由があります。墓じまいは勝手にできるわけではありません。

葬儀業者を選ぶ基準はそれぞれの遺族の宗教や宗派、予算などによりますが、信頼のおけるところを選ぶにあたり、早い時期から過去の実績や顧客の体験談、料金体系など大事な点をつかむことが重要です。最近では、過去に対応した家族葬や社葬などの対応事例について、写真や動画を使ってオンライン上で紹介をしている業者もたくさんあるため、業者選びに迷っている場合には、余裕を持っていくつかの業者の事情をチェックしておきましょう。

葬式には様々なタイプがあり特徴なども大きく異なりますが、その中の1つに直葬があります。本来であれば通夜や告別式を行い、遺族だけでなく多くの参列者が故人との最後のお別れをします。直葬の場合は通夜や告別式を行わないのが特徴であり、火葬場で直接火葬してしまう式になります。そのため直葬という呼ばれ方だけでなく、火葬式や荼毘といった名前で呼ばれる事もある式タイプとなります。葬儀自体を行われない事から遺族側にとって体力面でも費用面でも負担を抑える事が出来ますが、直葬だからこその理解しておくべき注意点もあります。

家族葬のプランを扱っている葬儀社は全国に沢山ありますが、予算の範囲内で故人や遺族の希望に合う葬儀を行うにあたっては、じっくりと信頼のおける会社と話し合いをすることが重要です。また、斎場の選び方については、葬儀の手配をするうえで大事なポイントなるため、早いうちから身近なところにある斎場の見学を済ませたり、気になる斎場のパンフレットを取り寄せたりすると良いでしょう。一般的に、設備がしっかりとしている斎場で家族葬をお願いする場合には、トータルで百万円を超える費用が発生したり、手続きに時間が掛かったりすることもあるため、妥協せずに依頼先を決めることがポイントです。