葬儀の常識！前田の日常

最近では、お別れの会をする人も、たくさんいらっしゃるようです。この会は、通夜や告別式とは違う日に行われる、故人を偲ぶための会のことを言います。少し前までは、著名人が亡くなったときに行うのが一般的ではありましたが、最近では一般人であってもお別れの会を行うという人がかなり増えてきています。お別れの会がなぜ広まっているのかというと、それは葬儀がプライベート化してきたという背景があります。葬儀や告別式であれば、家族や親族などの一部の親しい人たちだけで済ませるというスタイルが非常に増えてきています。

葬儀のスタイルは時代の流れとともに変化しており、近年では葬儀の中で音楽を流すことで、故人に敬意を示したり、会場の雰囲気を曲によって演出する、新しいスタイルとして定着してきています。一昔前の静かで悲しみに満ちたものとは違い、曲がもたらす効果を利用し、悲しみだけではなく前向きに故人を送り出す効果も期待できます。もちろん音楽葬という大仰なものでなく、通常の葬儀でも音楽を流すケースが増えていて、故人のお気に入りだった曲を流して、思い出に浸ったり、遺族が演出したい雰囲気の曲を選択して流す演出も出来たりします。